〜レジリエンス・やり抜く力は体から育てる〜

「うちの子、ちょっとでも失敗すると『ムリ』『やりたくない』と言ってしまう…」
「すぐに諦めてしまうクセ、どうしたら直る?」
そんな相談をよく耳にします。
でも、諦めやすさは性格ではありません。
“環境と体験”で、あとからいくらでも育てられる力なんです。
今日は、今注目されている非認知能力のひとつ「レジリエンス(しなやかに立ち直る力)」について、
そしてそれを“体を動かすことでどう育むか”をお話します。
「あきらめない力」=レジリエンスとは?
レジリエンスは、心理学でいう「心の回復力」「立ち直る力」を意味します。
✔ 失敗してもまた挑戦できる
✔ 思い通りにいかなくても気持ちを切り替えられる
✔ 自分で考え、工夫を重ねられる
このレジリエンスこそが、
いま教育現場でも、スポーツでも、社会でも求められている「生きる力」の土台です。
「挑戦→失敗→工夫→成功」のサイクルが必要

この力は、教科書や座学では身につきません。
必要なのは、
✔ 失敗を経験すること
✔ そこから自分で工夫してみること
✔ 小さな成功を積み重ねること
この“チャレンジとリカバリー”のサイクルです。
では、この環境をどこで作れるか?
それが、身体を動かすトレーニングなんです。
運動が「諦めない力」を伸ばす理由
✅ 1. すぐに「できない」が出てくる=絶好のチャンス
運動は、最初からうまくいくことの方が珍しい世界。
転ぶ、失敗する、やり直す――
この連続こそが、レジリエンスの原石。
当ジムでは、あえて“ちょっと難しい”課題を出します。
子どもは試行錯誤しながら、「どうしたらできる?」と考える癖がつきます。
✅ 2. トレーナーの声かけが“心の支え”になる
「惜しい!」「今のは工夫できてたよ!」
「次はこうしてみよう!」
このポジティブな声かけが、子どもの心を支えます。
失敗=ダメではなく、失敗=成長途中。
そう理解できると、自然と「諦めずにやってみよう」という気持ちが湧いてきます。
✅ 3. 成功体験の積み重ねが「自分ならできる」に変わる
失敗を超えて得た成功体験は、子どもの“自己効力感”になります。
「やればできる」ではなく、
「やったらできた」が、本人の中に刻まれるのです。
これが積み重なると、どんな場面でも折れにくい子になります。
「失敗しても平気」は、子どもにとって武器になる

実は、これからの時代に必要なのは、
勉強ができること以上に、
・失敗してもすぐ立ち直れること
・新しいことに挑戦できること
社会が変わり続ける中で、柔軟に自分を立て直せる子は、将来どんな場所でも生きていけます。
そのために必要なのは、今のうちに「心が折れない体験」を積んでおくこと。
それができるのが、CoreBoxStudioのような、
“子どものためのチャレンジ環境”なのです。
最後に:「できないこと」がある方が、子どもは伸びる
もし今、
「この子、すぐに諦めちゃうな…」
そう感じているなら、むしろチャンスです。
失敗してもいい場所。
トライ&エラーが当たり前の環境。
諦めずにやり切る経験。
その全てが、“折れない心”を育てます。
運動を通して、
「やってみたら、できるようになった!」
その喜びを、たくさん積み上げていきましょう。