運動が“自己効力感”を育てる?非認知能力を伸ばすトレーニングの秘密

「うちの子、自信がなさそうで…」

「何をやっても“どうせムリ”って言うんです」

そんな保護者の声、私たちのジムにもよく届きます。

でも――

それ、もしかすると「運動」が解決のきっかけになるかもしれません。

実は今、「自己肯定感」や「やる気」「折れない心」など、テストでは測れない“非認知能力”が子どもの未来を左右する力として、注目されています。そして、意外なことにこの力は、パーソナルトレーニングを通して“育てる”ことができるのです。

今回はその理由と、私たちのジムで実際にあった変化のエピソードをご紹介します。

目次

「自己効力感」ってどうやって育つの?

「自己効力感」とは、“自分はできる”“自分には価値がある”という感覚のこと。

これが高い子は、うまくいかないことがあっても「きっとできるようになる」と前向きに努力できます。でも、自己効力感は「褒められた回数」ではなく、「成功体験の記憶」から生まれます。

ここでいう成功体験は、「テストで100点」といった大きな成果ではなく、

最初できなかったことが、できるようになった

誰かに頼らず、自分でチャレンジしてみた

頑張ったことが誰かにちゃんと見てもらえた

といった“小さな成功”です。

運動は「成功体験」の宝庫!

トレーニングでは、最初からうまくいく子なんていません。

・ラダーを踏まないようにステップする

・片足立ちで10秒キープ

・腕立て伏せを1回できるようになる

こんな小さなことも、初めてできた瞬間の表情は本当にキラキラしています。そしてその都度、「今の動き、すごくよかったよ!」「自分で考えて修正できたね」と声をかけることで、“自分でできた!”という記憶が深く刻まれます。

この積み重ねが、自己効力感(=自分はできるという実感)につながっていくのです。

「失敗」すらも“自信”に変わるトレーニング

できなかったことも大切にします。

なぜなら、非認知能力の中でも特に大切なのが「失敗との向き合い方」だから。

たとえば、ステップ練習で何度も足を引っかけてしまった小学生の男の子。最初は悔しくて泣いていた彼も、私たちが伝えたのは「次に何を変えてみる?」というフィードフォワード。

やがて彼は自分で姿勢を見直し、「できた!」を自分の力で掴みました。

そのとき、彼が言った一言。

「失敗しても大丈夫って、なんか本当だった!」

この「安心して失敗できる場」があるからこそ、子どもは自分を信じてチャレンジできるようになるのです。

運動=“認知能力の下地”でもある

さらに、運動は単なる体づくりだけではありません。

脳科学では、体を動かすことが前頭前野(考える力、感情のコントロール、集中力)を活性化させることが分かっています。

つまり運動は、非認知能力を育てるだけでなく、学力の土台となる「考える力」「感情を整える力」も一緒に育てるんです。

子どもに“伸びしろ”しかない場所を

子どもにとって、失敗しても安心。

できたら本気で喜んでもらえる。

自分の「できた!」を信じられるようになる。

そんな場所が、私たちの目指すパーソナルトレーニングジムです。

「うちの子、運動苦手だから…」

「何をやっても続かなくて…」

そう思っている保護者の方にこそ、届けたい。

運動は、“運動のため”だけのものではありません。

子どもの「心」と「未来」をつくる、大切な土台なのです。

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