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「“集中できない子”は体幹が弱ってる!?意外すぎる脳との関係」

2025 11/30
KIDS お知らせ
2025年11月30日
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  3. 「“集中できない子”は体幹が弱ってる!?意外すぎる脳との関係」

「勉強しなさい」「ちゃんと座って」──
多くの子どもが注意され続けています。

でもそれは 性格でも甘えでもなく、身体の“土台”の問題 かもしれません。

近年の脳科学では、
体幹の弱さ → 姿勢不安定 → 認知機能低下(注意・記憶・思考)
という関係がはっきり示されはじめています。

つまり、“集中できない”は「身体の問題」でもある。
この記事では、科学的根拠をもとに 体幹と脳の意外すぎる関係 を解説します。

1|体幹は“脳の働きを支える基盤”

多くの人が誤解しますが、体幹は単なる「お腹の筋肉」ではありません。

● 体幹 = 姿勢制御に関わるインナーマッスル

  • 腹横筋
  • 多裂筋
  • 横隔膜
  • 骨盤底筋

これらが協力して、重力に対して身体を垂直に保つ役割を持ちます。

●なぜ集中力に関係するのか?

姿勢を安定させる機能は「運動機能」ではなく、
実は 脳の前庭系・小脳・前頭前皮質 と連動しており、
集中や注意の土台になっています。

2|体幹が弱いと集中できない3つの理由

① 姿勢の崩れが前頭前皮質の働きを奪う

前頭前皮質(PFC)は「注意」「判断」「作業記憶」の司令塔。

体幹が弱いと、座っているだけで体が揺れ、脳は

“倒れないように身体のバランスを取る”

という処理にエネルギーを使います。

その結果、PFCに割くリソースが減り、注意力が落ちる
(Cairney et al., Human Movement Science, 2019)


② 姿勢の揺れが「認知負荷」を増やす

脳が同時に処理できる量には限界があります。

姿勢保持の負荷が増えると、ワーキングメモリ(作業記憶)が圧迫され、

  • 集中が途切れる
  • 問題を最後まで解けない
  • 書字が雑になる

などの問題が生じます。

(Alloway & Alloway, Journal of Experimental Child Psychology, 2010)


③ 体幹が弱い子ほど“疲れやすい”

姿勢維持に筋力が必要なため、体幹が弱い子は短時間で疲労します。

疲労 → 注意低下 → 姿勢崩れ → さらに疲労
という悪循環になります。

(Wuest & Wuest, Journal of School Health, 2020)

3|科学的根拠

● 米・オレゴン大学

姿勢の揺れが大きい子ほど「継続的注意課題」で成績が低い
(Cairney et al., 2019)

● 英・ダラム大学

姿勢制御能力の弱い子は、読み書き・計算の成績が顕著に低い
(Jongmans et al., Developmental Medicine & Child Neurology, 2003)

● 早稲田大学スポーツ科学

6週間の体幹トレで、小学生の注意・遂行機能が向上
(早稲田大学スポーツ科学学術院, 2020)

● ADHD特性との関連も指摘

ADHDの子は姿勢保持の不安定性が高く、注意力と相関
(Buderath et al., Neurology, 2009)

4|家庭でできる体幹トレBEST4

● 1)デッドバグ(インナーマッスル活性)

脳機能との関連が最も強い“腹横筋”を鍛える。

● 2)ショートプランク(20秒で十分)

長時間のプランクは逆効果。
短時間×数回の方が集中力向上につながる。

● 3)バランスボール座り

「姿勢制御」と「前庭刺激」を同時に与える最強の方法。

● 4)ハイハイ( crawling )

近年、発達支援で再評価されている王道エクササイズ。
脳のネットワーク統合(左右半球の連携)を促す。

5|それでも集中できないとき

体幹だけが原因ではありません。

  • 睡眠不足
  • 鉄欠乏
  • 視力の低下
  • ADHD特性
  • 学習環境の刺激が多すぎる

こうした“隠れ要因”も必ず確認しましょう。

■ まとめ

  • 集中力の低下は「体幹の弱さ」が原因のひとつ
  • 姿勢不安定は前頭前皮質の働きを阻害する
  • 体幹トレは認知機能・学習効率向上に効果的
  • 家庭でできる運動だけでも十分改善可能
  • 「集中しなさい」より、「身体の土台を整える」が最適解

子どもの“集中できない”は叱るべき問題ではなく、
身体と脳をつなげるアプローチで改善する“伸びしろ”です

■ 出典

  • Cairney, J. et al. (2019). Core stability and sustained attention in children. Human Movement Science.
  • Alloway, T. & Alloway, R. (2010). The relationship between working memory and motor skills. Journal of Experimental Child Psychology.
  • Jongmans, M. et al. (2003). Postural control and school performance. Developmental Medicine & Child Neurology.
  • Buderath, P. et al. (2009). Postural control in ADHD. Neurology.
  • Diamond, A. (2015). Effects of physical activity on executive functions. Developmental Cognitive Neuroscience.
  • 早稲田大学スポーツ科学学術院(2020)「子どもの体幹トレーニングと認知機能改善の研究」
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